プロジェクタって要するに…


これからのテレビは液晶かプラズマかと話題だが、
なかなか候補にあがってこないのがプロジェクタで映像を観ようというものだ。

いちばん「省スペースで大画面」を実現してくれそうなのだが、
どうしても踏み切るに至れずにいるのには、きっとこういう理由があるのだ。

…やはり壁を見つめるのは
ちょっと…。


とくに夕食のあとに家族と一緒にテレビを囲むなんていうことになると、
一家揃って同じ体勢でじっ…と壁に向かっているわけである。

それを想像すると、わけもなく慌ててしまう。

それはスキーやスノーボードをしているときにふと、

ここにいる人みんな、
つまり1つの坂道をひたすら
降りては上り降りては上りと、
斜めに移動している
だけなんだよなあ…



と呆然となる感覚に似ている。

なぜだか知らないが突然、神の視点が脳裏に浮かんできて、
目の前の世界があたかも
ミニカーがぐるぐる回るレールのおもちゃになったように感じる。

毎日の生活の中にも、
このように自分を取り巻く現実を極端に単純化するというか、
根本的な原理に立ち返らされる瞬間というのがときどき訪れる。

たとえば、今あなたが読んでいるこの文章も
結局は紙に付いたインクの染みなわけだし、
そもそもこの原稿も私がキーボードで打った途端に0と1だけに還元されて、
デジカメで撮った世界遺跡の写真やニュースサイトの緊急情報などと
形態として変わらないものになっているんだよなあ、とか、
そしてそれをさらに編集部では…

QLOOKアクセス解析